ブログの自動投稿の方法としてIFTTTとBufferを組み合わせた方法を以前紹介しましたがそれには1つだけ欠点がありました。
Bufferに自動でストックできるのはTwitter、Facebook、Google+ページの内1つだけということです。
その解決策として以前は、下記の2つ紹介しました。
- 時間指定の予約投稿は諦めて他のSNSにはリアルタイム投稿する
- 投稿後自分記事を拡張機能を使って予約投稿する
この2つの内1つ目は、予約投稿が満たされないという欠点があり、2つ目には、大きな手間ではないですが2クリックの手間がかかります。小さな手間でも積み重なれば相当な時間が奪われることでしょう。
今回はこの欠点を解決させる方法をWordPressユーザーとFC2などその他のブログユーザーと2つ紹介します。
解決策1. WordPressユーザーの場合
WordPressユーザーの場合は簡単に解決させることができます。自動化サービスのIFTTTを使う必要はありません。bufferのサイトで紹介されているWordPressプラグインを入れることで問題は解決されます。
「WP to Buffer」を使えば、記事の投稿したらBufferに登録してある各SNSのアカウントにストックすることができます。
ただこのプラグインを有効にするだけではまだ使うことはできません。プラグインを使うにはBuffer Appsを作成してアクセストークンを取得する必要があります。
Buffer Appsを作成してアクセストークンを取得する
Buffer Appsを作成してアクセストークンを取得してプラグインが使えるようにするまでは3ステップです。
- 「Registering an Application」のリンクにアクセスして、必須項目を記入
- アクセストークンを取得してコピー
- コピーしたアクセストークをプラグインにセーブ
「Registering an Application」のリンクにアクセスして、必須項目を記入
プラグインをインストールして、有効にしたら「WP to Buffer」が管理画面に表示されます。「Access Token」を入力する欄の説明に「Registering an Application」のリンクがあるのでそちらをクリックして「Buffer Apps」の作成していきましょう。アクセスしたら下図のような画面が表示されます。
最低限記入しなくてはいけない項目は4つです。
- (1) Name
- アプリの名前です。Bufferに投稿するので例として「Post to Buffer」にしておきます。
- (2) Description
- そのアプリの簡単な説明を書いておきましょう。例としてこちらも「Post to Buffer」
- (3) Website
- WordPressのサイトURLを入れておけばよいでしょう。
- (4) CallbackURL
- とりあえずWordPressのサイトURLを入れておけばよいでしょう。
記入が終わったら「Create Application」をクリックしてアプリを作成します。
アクセストークンを取得してコピー
Buffer Appsが作成できたらBufferに登録してあるアカウントのメールアドレスにメールが届いているので確認してください。
届いたメールから「your own access token here」のリンクをクリックすると登録したアプリのアクセストークが取得できるページへ移動します。
次回からは「Buffer Apps」の「Registered Apps」から確認できます。
コピーしたアクセストークをプラグインにセーブ
「Access Token」に表示されている英数字をコピーして、WordPressプラグインの「Access Token」の記入欄にペーストして「Save」をクリックします。
これで「WP to Buffer」が使えるようになります。
WP to Bufferは投稿・固定ページ毎に設定可能
WP to Bufferプラグインの設定でいくつか投稿方法を変えることができます。まず投稿と固定ページと分けてBufferにストックするか設定ができます。
基本的には投稿をPOSTしたときに、自動で連携できるようにしておけばいいでしょう。それぞれの設定も直感的に行えて簡単です。
更新時にもBufferにストックできる
「On Publish」と「On Update」の2つのチェック項目があります。「On Publish」は新規投稿をしたときにBufferへストックします。「On Update」にもチェックを入れると何か変更して更新した場合にもストックすることができます。
複数のアカウントにストックするのも選択するだけ
Bufferに登録しているアカウントが表示されるのでその中から投稿をストックするアカウントを選択して「Save」をクリックで設定は完了します。
好きなよう定型文の編集ができる
どのようなタイミングでBufferにストックするか、どのアカウントにストックするか選択して「Save」すればBufferへのストックの設定は完了しますが、ストックする定型文をあなたのオリジナルに編集することもできます。
記事タイトルやURLなどのいくつかの予約語を使うこともできます。何が使えるかは「HELP」のタブをクリックして確認できます。
解決策2. 他のブログユーザーの場合
無料ブログなどその他のブログサービスを使っている方に有効な方法です。WordPressユーザーでもあまりプラグインを入れたくない方はこちらの方法を試してみてください。
IFTTTとは別のZapierという自動化サービスを使います。こちらはIFTTTよりも連携できるサービスが200と多いのも特徴です。有料サービスとの連携も多く用意されています。
Zapierを使えばIFTTTではできなかったBufferに連携しているそれぞれのアカウント毎にストックすることができます。
IFTTTとZapierの違い独自のTaskとは
Zapierは、無料プランで使う場合は少し制限があります。IFTTTでいうレシピにあたる「Zap」が5つまでしか作ることができません。ですが、Bufferの連携のみに使用する場合、Twitter、Facebook、Google+の3つで十分でしょう。
またZapierには「Task」という一ヶ月にZapを起動させる制限があります。登録時は100Tasks与えられます。
例えば、一日にブログを一回投稿するとしてTwitter、Facebook、Google+の3つのアカウントに連携するBufferのZapを作成した場合1つのZapごとに1Task消費されます。
一日一記事なら特に問題なく使えそうですね。Taskは一月経つと回復します。
Zapierの使い方
まずはZapierのアカウントを作成してください。
アカウントを作成しログインしたら「Make a Zap!」をクリックして自動化のZapが作成できます。
お使いのブログサービスで更新情報を知らせるRSS feedのURLを確認し、トリガーにRSS、アクションにBufferを指定してZapを作りましょう。
こちらの共有リンクからすぐに編集してZap作成が始められます。私のRSSになっているのであなたのに編集するのを忘れずにお使いください。
手順を一つ一つ進めていくと、5ステップ目のBuffer設定でアカウントを選択することができます。これと同じ手順で他のSNSアカウントも設定できます。
これでブログを投稿したら自動でbufferにストックするZapの完成です。Zapのオン・オフの切り替えはダッシュボードでいつでも設定できます。
まとめ
自動化のIFTTTとBufferの連携の欠点を補うには、IFTTT以外のサービスを使うことで解決できる
- wordpressユーザーはWP to Bufferプラグインで解決
- 他のユーザーもZapierで解決
あとがき
私はWordPressでプラグインを使っていましたが、Zapierを使う方法に変えました。プラグインではZapierにない利便性がありますので、お好みの方法を試してくださいね。
Zapierで別のサービスへもリンクさせたり、更新頻度が高い方には無料プランでは物足りないかもしれませんが、私のようにとりあえずBufferの連携だけに使うには十分だと思いますよ。