iOS10のロック画面解除をホームボタンを「押して開く」から「指を当てて開く」に戻す方法

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iOS10のロック画面解除をホームボタンを「押して開く」から「指を当てて開く」に戻す方法

iOS10にアップグレードしてからロック画面の解除方法が変更されました。iPhone 5s 以降 Touch ID による指紋認証でロック画面を解除していたなら、ホームボタンの上に指を当てて開こうとしませんか。

無意識に自然とこの動作が肌に染み込んでしまっているのでしょう。

束の間の沈黙が過ぎた頃、ホーム画面が表示されないことに戸惑い始めます。「あれ?なんで開かないんだ?」

しかし、待てど暮らせどホーム画面が現れない。そこで画面を見入ると「ホームボタンを押してロックを解除」または「ホームボタンを押して開く」の一文が目に入り、ロック画面の解除方法が変わったこと思い出します。

急に変わったことは中々すぐに適応できないものです。そんなことで時間もロスしたくないですよね。

iOS10はロック画面を「押して開く」が馴染めなくても、今まで通りに「指を当てて開く」に戻すことができるので今回はその設定方法を紹介します。

指を当てて開くの設定手順

「指を当てて開く」に設定するには以下の手順で変更できます。

  1. 「設定」アプリを起動する
  2. 「一般」を選択する
  3. 「アクセシビリティ」を選択する
  4. 「ホームボタン」を選択する
  5. 「指を当てて開く」をオンにする

ホームボタンの設定画面を開くには次の方法でも可能です。

  1. 「設定」アプリを起動する
  2. 画面上部の検索入力欄に「ホームボタン」と入力する
  3. 「ホームボタン(一般→アクセシビリティ)」を選択する

「ホームボタン」の設定画面を開くまでは検索を使うと簡単ですよ。「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「ホームボタン」と進む間に他の設定項目が目に入り、目的の設定項目を見つけるのに多少時間がかかると思うので、検索を使うことを推奨します。

今回は設定画面から検索して、ホームボタンの設定を変更するまでの手順を画像を使って説明します。

まずは「設定」アプリを開き、画面を少し下に引っ張ります。

「設定」アプリを起動し、画面を下に引っ張る
「設定」アプリを起動し、画面を下に引っ張る

上部の検索入力欄が現れるのでタップしフォーカスを当ててテキスト入力できるようにします。フォーカスが当たると画面にキーボードが現れるので、「ホームボタン」と入力します。

検索入力欄に「ホームボタン」と入力
検索入力欄に「ホームボタン」と入力

「ホームボタン」の設定項目を選択し、開き、画面の下の方にある「指を当てて開く」をオンにします。

「指を当てて開く」をオンにする
「指を当てて開く」をオンにする※画像はオフの状態

これでホームボタンを押さなくても、Touch ID で iPhone が開くようになります。

iOS10で使い勝手が変わってしまい困惑しているという方は、iOS9 までのロック画面解除方法に慣れているので、この方法に戻したい人も多いかと思います。試してみてください。

「押して開く」か「指を当てて開く」どちらがいいか?

iOS9 までの方法に慣れている人は戻したくなると思いますが、私は「押して開く」のままにしています。慣れてくると「押して開く」の方が便利だからです。

iOS10 からロック画面の挙動が変わり、左右にスライドさせることでウィジェット・カメラに簡単にアクセスできるようになりました。

  • 左:ウィジェット
  • 右:カメラ
  • 上:通知センター
  • 下:コントロールセンター

このカメラをすぐに起動したい時、「指を当てて開く」だとロックを解除してすぐにホーム画面に遷移してしまうので、iOS9 よりも iOS10 になって、カメラをロック画面から簡単に起動できる機能を生かせなくなってしまうからです。

これは iOS9 の iPhone 6s でも Touch ID による指紋認証でロック解除が早すぎるため、ロック画面の右下にカメラを起動できるアイコンがあっても上手く活用できなかったので前から若干不満に感じていた点ですが、iOS10 から「押して開く」に挙動が変わったことで使いやすくなりました。

ロック画面からウィジェットを起動するのも簡単になりホームを開かずとも、すぐに情報の確認やアプリへのアクセスができるようになっているので「指を当てて開く」だとこの利便性が損なわれます。

iOS9 まではロック画面でウィジェットを見るには上からスライドさせる必要がありましたが、片手では操作しにくいのが難点でしたこれを改善されたのは個人的に嬉しいです。

あとはちょっと時間だけ確認したい時とか、ロック画面で十分なのにホーム画面まで開かれると時間が見づらくなっていまうなんてことも防げます。

なので「押して開く」か「指を当てて開く」なら私は「押して開く」がおすすめですね。また新しい操作になれるには少々時間かかるかもしれませんが、慣れるまで我慢してみるのもいいと思います。

ホームボタンを「押す」のデメリットはあるか?

ホームボタンを「押して開く」は単純に考えて今まで以上にホームボタンを押す回数が増えそうですよね。

するとホームボタンの不具合を起こす可能性が高くなりそうですが、私の感覚ではこれまでのロック画面解除方法とホームボタンを押す回数は変わってないです。

私の場合ですと、画面がオフになっている時に、画面を表示させるためにホームボタンを押していたからです。これが電源ボタンを押して画面を表示させていたのならホームボタンを押す回数は増えていたでしょうけどね。

ホームボタンを「押して開く」の設定の場合でも、指を Touch ID に乗せればロックは解除されます。ただホーム画面まで開かれないだけです。

以下の画像のようにロック画面でホームボタンを押さずに当てた場合のままだと、上部にロックが解除されたことが表示されます。

指を当てるだけで、ロックは解除されるがホーム画面に遷移しない
指を当てるだけで、ロックは解除されるがホーム画面に遷移しない

なので、私と同じような使い方をしていた人はホームボタンを押す回数はほとんど変わらないと思います。

ホーム画面に遷移していなくても、ロック解除されている状態ですので、通知からアプリを開いたりウィジェットからアプリを開く時にパスコード画面が表示されることなくスムーズにアプリを起動することができます。

まとめ

  • 「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「ホームボタン」で設定できる
  • 「押して開く」に慣れるともった使いやすくなる
  • ホームボタンを押す回数はあまりかわらない。※ただし人による

最後に

「指を当てて開く」に慣れている人は挙動を戻したい気持ちもわかりますが、「押して開く」に慣れていくのも試してみてはどうでしょうか?

iPhone 7/7 Plus ではカメラの機能も向上していますので、いろんな写真をすぐに撮れるようにロック画面からすぐに起動できるようにしておくとシャッターチャンスを逃すことも少なくなりますよ。

iOS9 までの使い方に慣れていてそちらの方が便利な方は、今回紹介した方法で設定を変更してみてください。

Touch ID を使っていなく、パスコードでロック画面を解除していた方には残念ですが、iOS9 のようにスライドしてパスコード画面を表示させることはできないようです。