iPhoneで調べ物やネットサーフィンをする時、ブラウザアプリを使いますが、中でも標準でプリインストールされている「Safari」を使う人は多いのではないでしょうか?
私もiPhoneでは「Safari」をよく利用します。PCではブラウザに「Chrome」を使っていますが、iPhoneの「Chrome」ではメニューが上部にあり、指が短い私の手ではちょっと使いづらいんですよね。
それで、下部にからメニューを開ける「Safari」を使っているわけですが、調べ物をしていると知らず知らずのうちに、どんどんWebサイトのタブが増えていくんですよね。
iOS9まではタブが最大36個まで開けるので多くのタブを開いてしまっている人は多いんじゃないでしょうか?
そして、複数開いたWebサイトを全て閉じるには、ブラウザタブの表示画面で一つずつ「☓」をタップするかフリックするか、もしくは、「設定」からSafariの「履歴とWebサイトデータを消去」する方法しかありませんでした。
今回iOS10からはSafariで簡単に開きすぎたタブを全てまとめて閉じる機能が追加されたので紹介します。
Safariの複数のタブをすべて一括で閉じる方法
iOS9でも複数のタブをすべて一括で閉じる方法はありました。履歴を削除することですべて一括で閉じる事ができました。
しかし、Safariアプリから一度離れて、設定アプリを開かなければならないことと、履歴とWebサイトデータが消去されてしまうので後で履歴を見返したりはできず、ログインしていたWebサービスやSNSからもログアウトされてしまいます。
タブをすべて閉じるための副作用が大きかったんですよ。なので私は一つ一つ閉じてました。
iOS10にアップデートするとSafariのこの問題を解決できます。以下の画像は複数のタブを開いた状態のSafariです。今回は例として10個のタブを開いてみました。
タブの表示画面で右下の「完了」を長押しすると以下のメニューが表示されます。
ここで「10個のタブを閉じる」(開いてるタブの数で個数はかわります)をタップするとすべてのタブを閉じることができます。
またブラウザでWebサイトを閲覧している時にもすべてのタブを閉じることができます。閲覧中に下にスワイプして、下部にメニューを表示させ、右側のタブボタンを長押しすると「10個のタブを閉じる」(開いてるタブの数で個数はかわります)が表示されます。
あとはタップして閉じるだけです。今まですべてのタブを閉じることができなくて不満を感じていた人も多いと思いますが、iOS10から簡単に閉じることができるようになり便利になりました。機能としては地味かもしれませんが個人的にはかなり嬉しいですね。
タブは無限に開けるように!
iOS9までは最大36個までとタブの上限がありましたが、iOS10から上限がなくなりました。今回手持ちのiPhone6sでSafariのタブを100個まで開いてみました。
タブの上限を気にする必要もなくなり、たくさんタブを開いても一括で閉じれるので安心ですね。
できなければ、iOS10へのアップデートを確認しよう
今回の方法はiOS9では使えません。試してもできなかった人はまだアップデートができてないはずですので「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を確認してみてください。
iOS10が提供開始されてからアップデートに失敗する報告も出ているようですので、まずはバックアップをとっておくと安心ですよ。
- iOS 10提供開始。ただしアップデート失敗報告多数。まずは確実にバックアップ、iTunes経由で更新を – Engadget Japanese
- iOS 10にアップデートする前にすべきこと | AppBank – iPhone, スマホのたのしみを見つけよう
最後に
Safariで複数のタブを開いてしまって、すべて閉じる方法がないか不満を抱えていたなら、参考にしてみてください。お役に立てれば幸いです。
iPhone以外にiOS10にアップデートしたiPadでもすべて閉じれるようになっていますのでお試しください。
以下はニュースメディア「9to5Mac」がYouTubeに公開している動画です。
また、iOS10の新機能はその他にもまだまだ便利なものがありますので、是非試してみてくださいね。