競合サイトやアプリのアクセス解析ができるSimilarWebですが、サイトを解析する度に競合サイトのURLをコピーしてSimilarWebのサイトを開き入力するのは、一日に何十サイトも解析する時はとても手間がかかります。かなり面倒です。
ブラウザにChromeまたはFirefoxを使っているなら「Chome拡張機能」「Firefoxアドオン」のSimilarWebをインストールしておくと、その手間を省くことができますよ。
今回は「Chrome拡張機能のSimilarWeb」を例に、その使い方を紹介します。
競合サイトを解析できるSimilarWebについては以下の記事をまず先に読んでおくとよいでしょう。
拡張機能「SimilarWeb – Site Traffic Sources and Ranking」
競合サイトのアクセス解析をワンクリックでアクセス解析するChrome拡張機能です。
解析するサイト上にSimilarWebのアクセス解析結果が表示されるので、SimilarWebのサイトに遷移することなく、すぐに情報を得ることができます。
解析結果はタブ毎に見やすくわかりやすくまとまっていて、SimilarWebのサイトでアクセス解析をするよりも拡張機能の方が余分な情報が少く、データを把握しやすくなっています。
Chrome拡張機能、Firefoxアドオン
- SimilarWeb – トラフィックランク & ウェブサイト分析 – Chrome ウェブストア
- SimilarWeb – トラフィックランク & ウェブサイト分析 – 🦊 Firefox (ja) 向け拡張機能を入手
SimilarWeb – Site Traffic Sources and Rankingのインストール
インストール手順を説明します。以下の3ステップでChromeに追加できます。
- 上記のリンクからChrome ウェブストアの「SimilarWeb – Site Traffic Sources and Ranking」を開く
- 右上の「CHROME に追加」をクリックする
- ポップアップしたウィンドウの「拡張機能を追加」をクリックする
Chromeブラウザの右上に以下のようなアイコンが追加されればインストールは完了です。
SimilarWeb – Site Traffic Sources and Rankingの使い方
基本的な使い方はとても簡単です。アクセス解析したい任意のサイトを開いてSimilarWeb拡張機能のアイコンをワンクリックするだけです。
するとSimilarWebのアクセス解析結果がポップアップで表示されます。
解析結果の見方
解析結果の見方について説明します。
解析結果は上部のタブで区切られていて、10のタブに分かれています。
- Overview
- Sources
- Geo
- Referrals
- Search
- Social
- Ads
- Audience
- Similar
- Apps
SimilarWebのサイトで解析した場合の左側のメニュータブと若干違う部分もありますが、データは一緒です。拡張機能ではSimilarWebサイトにある解析結果の「Website Content」がまだ対応していないようですね。
現在のところサイトの方でも「NEW」のラベルがついていたので比較的新しい機能なのでしょう。今後のアップデートで追加されるのを待ってください。それぞれの項目の説明については前回の記事を参考にしてみてください。以下には簡単な説明に留めます。
- Overview
- SimilarWebによって付けられたランク値・訪問数・平均滞在時間・平均ページビュー数・直帰率・過去6ヶ月の訪問数グラフの推測値です。
- Sources
- どこからトラフィックがあったのか割合のグラフを表示します。
- Geo
- アクセスの多い国の割合と地図を表示します。
- Referrals
- 訪問前と訪問後のサイトを表示します。ドメインをクリックするとSimilarWebのサイトでアクセス解析できます。また初回クリック時は「SimilarWeb」か「SimilarWeb PRO」で解析するか選択できます。選択後も設定から簡単に変更することができます。カーソルをドメインに合わせると出現するアイコンをクリックすればそのサイトを開くことができます。
- Search
- 自然検索と検索連動型広告のキーワードです。キーワードをクリックするとそのキーワードで検索することができます。初回クリック時は検索エンジンを選択することができます。検索エンジンは設定から変更することができます。
- Social
- アクセス流入のあるSNSの割合です。
- Ads
- ディスプレイ広告ネットワークの表示サイトと広告ネットワークです。
- Audience
- 訪問者の興味関心のあるサイトです。SimilarWebのサイトで解析した場合に比べるとカテゴリーやトピックの項目がなく情報が少なくなっています。
- Similar
- 競合類似サイトです。SimilarWebのサイトのようにランク順などで並び替えることはできません。
- Apps
- 関連アプリです。アプリをクリックするとSimilarWebのサイトを開いて解析できます。
SimilarWebのサイトで解析する
表示されたウィンドウの右上の「Go」をクリックすればSimilarWebのサイトで解析し直すことができます。拡張機能だけでは情報が少なかった場合に使えます。
「Go」をクリックすることで開くサイトは設定で「SimilarWeb」「SimilarWeb PRO」どちらで開くか変更することができます。
「Go」の左側の入力欄に他に調べサイトのURLを入力してから「Go」をクリックすればそのサイトを解析することもできます。
設定の変更
入力欄の左側の歯車アイコンをクリックすれば設定画面を開くことができます。
- Would you like links to SimilarWeb.com or SimilarWeb PRO?
- 拡張機能から開くリンクを「SimilarWeb.com 」か「SimilarWeb PRO」のどちらか選択することができます。「SimilarWeb PRO」を使う場合はアカウントが必須です。
- Open All Links in the Background
- この項目にチェックを付けると開くリンクをバックグラウンドで開くことができます。リンクはとりあえず開いておきたいけど、すぐにリンク先に移動されるのが嫌な場合はチェックを入れておきましょう。
- Clicking Keywords Searches in
- キーワード検索に使う検索エンジンの設定です。
セットできる検索エンジンは以下の9つです。
- Bing
- Yahoo
- Baido
- Sougou
- Youdao
- WolframAlpha
- DuckDuckGo
- Yandex
解析するサイトを判断する方法
SimilarWebの拡張機能のアイコンは表示しているサイトによって変化します。以下の「Google」と「当サイト」を表示している時のアイコン画像を見比べてわかるように、訪問数の多いサイトほどアイコンがカラーで表示され、訪問数が少ないサイトはグレーの割合が多くなります。
アイコンの色の割合を見ることで、そのサイトを解析するかどうかの基準にすることができます。
だいたい訪問数100万ぐらいありそうなサイトでアイコンの半分よりちょっとしたぐらいまでカラーになっているように感じます。この基準は使ってみて自分で決めてみてください。
最後に
マーケティングツールとして、サイトのアクセス解析に便利なSimilarWebを使って競合サイトを調べたら、是非自サイトに活かしてくださいね。
拡張機能を入れるとブラウジングデータが読み取られることに不安がある方はブックマークレットを使うことをおすすめします。