ロゴはあなたのウェブサイトの象徴となるものです。絵で表現したビジネス用身分証明書ともいえるでしょう。ロゴはあなたのブランドのアイコンなのです。いったんロゴを公開すれば、顧客やホームページの訪問者は、そのロゴをあなたのビジネスやウェブサイトと結びつけるようになります。
ウェブサイトにとって、なぜロゴがそれほど重要なのか?
もしあなたがビジネスを始めたばかりで、ロゴのデザインを探しているところなら、ロゴはあなたが提供するサービス/製品やホームページを表すものでなくてはいけません。ロゴはあなたのウェブサイトについて何がしから語るものです。
ロゴはあなたがどんな人かを表します。スケッチブックに向かってロゴのアイデアを練っている時、何が自分の会社やホームページを表現してくれるか考えてみてください。もしこれといって何も思いつかなければ、人の記憶に残るイメージを考案する必要があります。
あなたのホームページのためにロゴを作る方法
ロゴ制作に取りかかる前に、いくつかの方法があることを知っておくといいでしょう。
- 自分で描く
- デザイナーに注文する
- デザイン会社に注文する
- コンペを利用する
- オンライン・エディタを使う
- オンライン・ジェネレーターを使う
それぞれの手段については、次のインフォグラフィックが参考になります。
ロゴ作成のために必要なツール
昔はロゴデザインの選択肢は限られていました。クリップアートを加工して自分で作るか、または高いお金を払ってプロのデザイナーに依頼する必要がありました。
しかし最近では、数多くのサービスが様々な価格帯で利用できるようになり、新しいブランドのための素晴らしいロゴ作りに役立っています。
オンライン・ロゴメーカー
Logaster
Logasterは一瞬でロゴを作ることのできるオンライン・ロゴメーカーです。 「ロゴ作成」ページでウェブサイト名または会社名、スローガン、ビジネスタイプ(業種)を入力してみましょう。
幾つかのロゴが提案されるので、そのうち一つを選び、気に入ったら保存してください。もし気に入らなければ、色や文字、フォント、アイコン、配置など、ロゴのスタイルを自由に編集できます。
LogasterではPNG, PDF, SVG, JPEG等の一般的な画像形式をサポートしています。低解像度のロゴは無料でダウンロード可能です。
画像編集ソフト
もしロゴジェネレーターで作成したロゴに満足できなかった場合は、さらに二つの手段があります。
- ロゴジェネレーターで作ったロゴを、画像編集ソフトを使ってカスタマイズする
- 画像編集ソフトで新しいロゴを作成する
1のほうが簡単でしょう。なぜなら既にロゴの下書きがあるのですから。例えば、Logasterでロゴを作ったとして、出てきたアイコンが気に入らなかったとします。その場合、ロゴをダウンロードした後で、画像編集ソフトを使ってアイコンを差し替えるだけでいいのです。
無料の描画ソフトとペイントソフト
Paint.NET – Paint.NETは絵や写真の編集ソフトで、レイヤー、無際限の「取り消し・やり直し」、特殊エフェクト、描画ツール(図形、スプライン、ベジェ曲線等を描くためのツール)をサポートしています。
Inkscape – Inkscape はスケーラブル・ベクター・グラフィックス(SVG)エディタです。これはオープンソースのソフトで、Windows, Linux, Mac OSで利用可能できます。
GIMP – GIMPは、Photoshopに代わるものとしてPhotoshopファンがよく絶賛していますが、画像や写真の作成・編集ができます。様々なペイントツール(ブラシ、エアブラシ、ペンシル、クローン、カスタムブラシ・パターン)をはじめ、多くの商用ソフトがもつ通常の機能を備えています。
Pixlr.com – Pixlr はあらゆる編集が可能な、ブラウザ形式のしっかりした写真編集ソフトです。レイヤやエフェクトを使って、画像を完全にコントロールできます。
フォント
ロゴのフォントはロゴそれ自体と同じくらい重要です。フォントは長過ぎるものやパズルのようにわかりにくいものは避け、読みやすくしましょう。一般的に、ロゴに使われるフォントには3つの種類があります。
- セリフ
- サンセリフ
- スクリプト
- セリフ
- 印刷中に崩れることがあるのでそれほど使われていません。この手のフォントは端の飾り部分がボロボロになってしまうので、あまりお勧めできません。
- サンセリフ
- 広く使われているお勧めのフォントです。ペプシやソニー、アップルなどのロゴで使用されているのを見かけます。こうしたフォントはどの角度でも文字の太さが同じで、文字を縮小しても壊れてしまうことはありません。なので、以下にあげるロゴ用フォントの一覧にもサンセリフを入れておきました。
- スクリプト(筆記体)
- たまに使われるフォントで、コカ・コーラのロゴデザインで見ることができます。コカ・コーラはスクリプトを使用した企業の先駆けです。このフォントは曲線なので、セリフと同じように印刷の際はどこかしらで形が崩れます。印刷中にギザギザになってしまうのですが、大抵は布に印刷する過程で問題が発生します。したがって、ロゴデザインにはボールド(太字)のスクリプトだけを使いましょう。
ロゴに使えるフォントサイトの一覧
- Free Japanese Font – Download Japanese unicode fonts free to download for Mac and Windows
- 2015年用、日本語のフリーフォント164種類のまとめ -商用サイトだけでなく紙や同人誌などの利用も明記 | コリス
- The 100 best free fonts | Design | Creative Bloq
オンラインでロゴを作る方法
オンラインでロゴを作る方法を説明します。
ステップ1. サイトの表現を決める
自分のサイトをどんなふうに表現するか決めます。サイト名にぴったり合うイメージについてアイデアを固めるため、自分のサイトのコンテンツを見てみましょう。
ステップ2. オンラインサービスを使う
ロゴ作成用のオンライン・サービスを選択します。LogasterやLogoshiのようなロゴデザインサイトをいくつか検討してみましょう。あらかじめ考えておいたアイデアに一番合致する絵やテンプレートを提供しているサービスを探してください。
ステップ3. ロゴのベース作成
ロゴを作ります。デザインの中心的要素になる画像を一つ選び、テキストを付け加えます。保存やダウンロードする前に、ロゴ内の要素の位置や色、向きなどを変更してロゴを完成させます。
ステップ4. ローカルに保存
デザインをデスクトップ上に保存しましょう。信頼できる人にロゴを見せて、率直な意見をもらいましょう。
ステップ5. ロゴの編集
デザインテンプレートに戻り、必要な変更を加えます。色、フォント、アイコンを変更します。
これは、ロゴを作ったオンライン・サービス上でやるか、または自分のPCの画像ソフトを使って行います。自分のホームページに載せるためには、GIFかPNG、JPG(JPEG)の3つの形式でファイルを保存する必要があるでしょう。
最後に
おめでとうございます!
大丈夫です。何でもそうですが、やっているうちに上手くなるでしょう。個人のホームページや趣味のサイトを持っている人には、文句なしの出来映えになるはずです。
この記事について
この記事は、寄稿者による記事に翻訳を加えたものです。
寄稿者: Vasil Holiney(ヴァジル・ホリネイ)
Vasil Holineyはデジタルマーケティングの専門家でLogasterのコンテンツマーケティング担当者。2013年からソーシャルメディア上で主にデザインサービスやユーザーインターフェース企画立案、ブランディング、その他グラフィックデザイン分野にフォーカスして活動している。