買い物をするとき商品か価格に消費税分の金額を加えるといくらになるのか咄嗟に計算できない時はありませんか?今後、消費税10%に上がれば計算は少し楽かもしれませんが、現在の消費税が8%なので計算に悩む方も多いかと思います。
また、商品の本体価格が1,000円などわかりやすいものならパッと計算できますが、実際は2,980円や3,990円など細かい数字が多く、一商品だけでなく複数まとめて買うことによってさらに複雑になりますよね。
今回は消費税を簡単に計算する方法や便利なサイト・アプリを紹介します。
消費税とは
国税庁の消費税の基本的な仕組みには以下のような説明がされています。
消費者である私たちが、商品やサービスを買うときに商品の価格とは別に払わなければいけないお金のことです。その収入は年金、医療、介護の社会保障給付、少子化対策に充てられるようです。個人的に「こととされています」という表現がちょっとモヤっとしますが、どこかの誰かのためにはなっていることでしょう。
消費税の詳しい仕組みついては以下のリンク先を参考にしてみてください。
基本的な消費税の計算方法
美味しいものお食べに行ったり、欲しいものを買ったり、したときにほぼ払わなければいけない消費税、最も身近にある税金ですが、商品やサービスによって、税抜き・税込みと表示が違います。税抜き価格の場合は最終的にいくら払う必要があるのか計算する必要があるでしょう。
まずは、計算方法を紹介します。
例は簡単で計算するまでもなく、1,080円と解答できる方もいると思いますが、計算が苦手な方もいると思うのでこれで計算してみます。まず、計算しやすくするために8%を少数にしてみましょう。%に対して100で割ると少数の数値に変換することができます。
例 1-1
8 ÷ 100 = 0.08
小数に変換した0.08を商品金額である1,000円に掛けてあげると消費税分の金額を求めることができます。
例 1-2
1000 × 0.08 = 80
消費税分の金額80円が求めることができたの、商品金額に足してあげると最終的に消費税込みの金額になります。
例 1-3
1000 + 80 = 1080
一つの式にまとめると以下のようになります。
例 1-4
1000 × 1.08 = 1080
どうして1.08を掛けるのかは1と0.08に分けてみるとわかりやくなると思います。(例 1-3)の式から1000を抜き出して残ったものを足している感じです。
例 1-5
1000 × (1 + 0.08) = 1080
他の商品の税込み金額を知りたい時は、1000の部分を置き換えて計算してください。金額によっては端数が出ると思いますが、切り捨てることが多いようです。消費税の端数処理に関しては特に法律で規定されおらず、商品を販売している事業者が切り捨て、切り上げ、四捨五入のどれを選択しているかによって変わってくると思います。
他にも以下の4つの計算方法で求めることができます。
例 1-6 1. 「1%にして8をかける」X ÷ 100 × 8 =
2. 「10%にした上で2%引く」X × 1.10 - (X × 0.02) =
3. 「2を3回かけ、1%にする」(X × 2 × 2 × 2) ÷ 100 =
4. 「1%にし、2を3回かける」(X ÷ 100) × 2 × 2 × 2 =
それぞれの計算方法について詳しくは以下リンク先を参照してください。
Googleを使って簡単に計算する方法
基本的な計算方法がわかっても正直その場でパッと計算するのはめんどくさいですよね。お手元にスマートフォンやPCがあればGoogleを使ってみましょう。Googleは検索以外にも電卓として使うことができます。検索欄に(例 1-4)の式を入力して消費税を計算してみましょう。
1000 × 1.08の計算結果1080が表示されます。しかし、計算が苦手な方は8%からすぐに1.08を導き出せないかもしれませんね。今度は以下のように入力してみて下さい。
1000 + 8%
計算結果は先ほど同じ税込み価格が表示されます。商品価格1,000円に対して消費税の8%足しすをそのまま直感的に入力ができて知りたい計算結果を返してくれますね。Google便利です。
Siriを使って税込み価格を知る方法
iPhoneユーザーならSiriを使って消費税の計算をすることができます。Androidでも「OK Google」から音声入力でGoogle検索すれば同じような結果が得られると思いますので試してみて下さい。
音声入力を使えばスマホでの入力の手間も減らせますよ。
今回は以下の内容をSiriに質問してみました。
- 1,000円+8%は(せんえんたすはちぱーせんとは)
「結果は1,080です」と答えてくれます。その他にも計算式を伝えれば計算してくれます。しかし「1,000円の税込み価格は」ではWebの検索結果を返してくれるだけで計算はしてくれませんでした。現バージョンはIOS10.11です。今後のアップデートで対応してくれることを願いましょう。
直感的に消費税の計算ができるといいですよね。
消費税の計算ができるサイト4選
消費税を簡単に計算してくれるサイトを紹介します。
シンプルで汎用的で使いやすい消費税計算
サイト自体に消費税計算以外の要素が少ないので使いやすく、見やすいUIになっています。金額と消費税率を自由に変更できるので消費税率以外にも応用可能です。
保存・印刷が可能な消費税計算
基本的には金額を入力して「計算」を押すだけで5%・8%・10%の消費税計算を同時に行ってくれます。このサイトでは保存と印刷ができるのも特徴です。(保存にはログインが必要です)
最速で消費税計算
このサイトは入力と同時に5%・8%・10%の消費税計算をしてくれます。金額を入力して計算ボタンなどを押す必要がないので早く税込み価格を得ることができます。
複数の合計して計算
金額の入力項目が1つしかない他のサイトに比べて、このサイトでは5つまで入力することができます。このサイトを使えば5つと制限はありますが、複数の商品を購入するときなどに便利です。
おすすめの消費税計算サイト
紹介した中では商品を購入する前にさっと確認したいなら、入力と同時に計算してくれるサイトが効率的でおすすめだと思います。
その他にも計算できるサイトはありますが基本的に得たい結果は同じだと思いますし、機能もほぼ一緒です。ご自身で使いやすいものを使ってみるといいでしょう。
消費税の計算ができるアプリ6選
iPhone・Android端末で使える消費税計算アプリの紹介です。
iPhone アプリ
先ずはiPhoneアプリから紹介します。
iPhone標準の計算機
iPhoneに標準でプリインストールされている計算機を使って消費税計算できます。ここでも「1000 + 8% =」と入力して見て下さい。1,000円の税込み価格で計算結果を返してくれます。
消費税++ 5%・8%・10%を一発計算!(消費税電卓/消費税8%計算機)
金額を入力するだけで5%・8%・10%の税込価格を一発計算してくれるシンプルな計算機です。楽天リワードに対応しており、アプリを使って楽天ポイント得ることができます。
iPhone標準の計算機と違い、一般の電卓で採用されている計算方式を採用しているので、使い慣れた電卓の代わりとしての使用も可能です。
例:1 + 2 x 3 =
- 標準の計算機:「7」
- 消費税++:「9」
iPhone標準の計算機だと賢いので、学校で習ったように掛け算を先に計算してくれますが、「消費税++」頭から順に計算した計算結果を返してくれます。
ジッピー電卓 – 使いやすい計算機!消費税と割引計算 無料版
消費税計算の他に式計算割引計算もできるアプリです。消費税は8%・10%に対応しており数値も変更できるので今後、消費税率が変更されても大丈夫です。
Android アプリ
続いてAndroidアプリです。
消費税8%電卓
数値を入力するだけで消費税計算ができます。数値は計算式で入力できるので途中で入力ミスをしても全てをクリアする必要がありません。
LateCalc(電卓)
- LateCalc(電卓)
計算履歴を確認しながら計算できるので、入力ミスにも気付きやすくなっています。その他デザインの変更やキーのサイズや位置を変更できるので自分好みにカスタマイズすることも可能です。
主婦向けお買い物用電卓
- 主婦向けお買い物用電卓
消費税計算の他に割引計算や、同じ重さにしたときの比較計算など、買い物に便利な計算機になっています。グラムを一緒にしたらどちらの方が特だろうと迷ったときに有効活用できます。
まとめ
- 消費税は商品・サービスを買う時に必ずかかる税金
- 消費税計算の基本式「X × 1.08」
- iPhone・Androidでも「X + 8%」で検索すれば税込みがわかる
- サイト・アプリを使うと手間がかからない
最後に
消費税は商品を買ったり、サービスを受けたりする時必ずかかってくる最も身近な税金です。しかし、商品を販売している事業者によって税込みだったり税抜きだったりとまちまちですよね。
基本的な計算方法を覚えておけば、一般的な計算機を使って計算できますが、毎回計算するには手間がかかります、そんな時は今回紹介したサイト・アプリを使って見て下さい。